VWOのABテストデータをmixpanelに送信して分析に活用させる
ミックスパネラーの國崎です。
今回はABテストツールであるVWOとプロダクト分析ツールであるmixpanelを連携させて、ABテストのデータをmixpanelに送信して可視化させるまでをやってみたので、手順などを紹介します。
前提条件
- VWOのABテストが使える状態である
- mixpanelでトラッキングができている状態である
今回はShopifyで作成したサンプルサイトで試してみました。
VWOでmixpanelの統合設定
まずVWO上でmixpanelの連携を行います。
左メニューのConfigurations>統合を選択。
検索窓で「mix」と打ったらミックスパネルが出てくるのでクリック。
表示された画面の今すぐ有効にするをクリックすれば統合が完了です。
APIキーが表示されますが、今回の設定では特に使わないのでこれはこれで別途保存しておき、次の工程に移りましょう。
VWOでABテストの設定
次にVWOでABテストの設定を行います。
左メニューのA/B>作成するをクリック。
今回は「Control」「Variation1」の2パターンを設定。
ABテストの発動条件を設定。
今回は「ページ訪問」にします。
その他の設定でサードパーティ製品との統合に「ミックスパネル」にチェックが入っていることを確認し、作成するをクリック。
以下は操作者によって挙動が変わると思いますが、この時点でVWOのタグ設定が計測サイトにされていない場合かつShopifyでABテストを設定する場合このような案内が出ます。
発行されたタグを案内通りに埋め込み、画面右上の始めるをクリックするとABテストがスタートします。
mixpanelで計測データの確認
mixpanelのEventsでデータの確認をするとABテストを体験したユーザーにはVWOのイベントが付与され専用のプロパティと体験したパターンが付与されます。
- イベント:VWO
- プロパティ:VWO-Test-ID-1
- 値:Variation-1
ちなみにここで付与されるプロパティVWO-Test-IDの番号はVWOで設定したABテストの「その他の情報」で見れるキャンペーンIDの番号になります。
ABテストを体験したユーザーで行動分析をしたい際はVWO-Test-IDのプロパティをインサイトのブレイクダウンで指定し、計測したパターン毎に可視化するなどもできます。
あとはコホートでABテスト毎のユーザーグループを作成して各レポートで可視化するやり方もあります。
以上がVWOのABテストをmixpanelに送信する一連の手順になります。
参考
クラスメソッドが行っているmixpanelの支援
クラスメソッドではmixpanelをすでにお使いのお客様にも以下の支援サービスを提供しております。
- PoC…検証環境提供
- プランニング支援…KPI設計の支援/QA対応
- 実装支援…開発の支援/SaaS連携支援
- 伴走支援…定例など
mixpanelのKPI設計は以下記事でも紹介している専用の測定フレームワークを用いたプランニング支援をさせていただきます。
mixpanelの測定フレームワーク作り方のコツ!サンプルを例に解説!
また実装いただいた後の伴走支援では実際にお使いになられているお客様の課題感などをヒアリングさせていただき、ご要望に沿った内容での定例を設けさせていただき、成果につなげるための分析手法のご提案などをさせていただきます。
今回の記事を見てmixpanelについて詳細の話を聞きたい、興味を持ったという方はぜひぜひクラスメソッドまでお問い合わせください!!